1年

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昨年の11月4日。
主人の父が亡くなりました。

末期癌と分かってから7か月。60歳になったばかりで旅立ちました。

最初は「早く退院してXX(孫・我が家の長男)と釣り行くんだ~。」と言っていた義父。

数カ月が経つ頃には、どんどん痩せて体の自由が利かなくなる・・
見ていた周りよりも本人が一番「自分の体について」分かっていたはず。
それでも「治す。治ったら欲しいものを自分で買いに行く。」と自分を奮い立たせていた義父。

誰よりも自分の体に自信があって、自分が癌になるなんて想像もしていなかった。

大好きな海が見える病室で、ひたすら時を過ごす。
治療も何もできず、ただ時間を重ねる。
それは「終わり」に向かって時間を重ねる事・・・。

昨年の9月17日。
義父の60歳のお誕生日。
「来年のお誕生日はない。行かなきゃ。」。
主人は仕事を、長男は幼稚園を休み日帰りで宮城へ。
病院に着き、偶然検査に行く途中の義父と遭遇。
エレベーター前で私たちを見た時のびっくりした目。
その後ニコッと笑った顔を今も良く覚えています。

本当は座っていることなんてできないはずなのに、
持って行ったメロンを孫と顔を見合わせながら嬉しそうに食べたこと、
私が煮たさんまを「おいしい」と食べてくれたこと、
それが最後の想い出となりました。

その後亡くなる2週間前に会った時。
「もう歩けないんだ・・・。」
「釣り竿全部持って行っていいぞ。」
と孫にも弱気な発言し、最後を覚悟しているかの様でした。

そして昨年11月4日。
朝危篤の連絡を受けて、宮城へ向かった私たち。
あと1時間くらいで着くという時に義父は旅立ってしまいました。

・・・あれから1年。

1周忌を終えて帰りの高速。

「この辺りで電話が鳴ったね・・」と言うと
「俺も今そう思ってた。」と主人。

人の記憶はどうやっても薄れるものだけれど、
義父の存在はまだまだ鮮烈に残っています。





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by petitexxpetite | 2010-11-06 16:20 | おでかけ
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